ジャニーズ性加害問題

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2019年にジャニー喜多川氏が死去してから、同氏による過去の性加害の告発が相次ぎ、
2023年10月2日に社名を変更するまでに至った一連の事件。
2023年3月、BBCで放送された「J-POPの捕食者 秘められたスキャンダル」がきっかけとなり、
これまでタブーとしてきた日本のマスコミ各社も一斉に事件を報じた。
この性加害問題に、Twitter上のネット右翼、アンチフェミは「(男性・少年への性加害に)フェミはだんまり」と反応していたが、
仁藤夢乃氏らが事件を明らかにする為に署名活動を始めると、
掌を返したように「売名」「政治利用」はたまた「K-POPの陰謀」との弁舌を繰り出した。
「ジャニーズ」は平成時代、モテる男の代名詞的に遣われていた為、それに対し気に食わない者も、一部同調しているのだろう。

なお、二次被害として、18歳女性が、複数人の男に囲まれ「ジャニーズのチケットを転売した」との濡れ衣を着せられ、
首謀者の「煉獄コロアキ」こと杉田一明が「名誉毀損」の容疑で逮捕される事態に至っている。
杉田一明は言い掛かりを付けた女性を無断で撮影し、その動画をアップロードし、広告費を稼いでいたとされている。

また、ネット右翼はホモソーシャル色が強く、ホモフォビアである事が多いが、体育会系の部活動など、
厳しい男性社会では「男性が男性から性被害を受ける」事も珍しくない。
男性の同性に対する性的質問や、男性としての優位性を示す為のマウンティングも、
場合によってはセクシャルハラスメントになるので注意が必要である。

占い師けんけんTV(個別ページ)など、一部「被害者を晒す」動画があるが、このような事を見越して、
被害者のプライバシーに配慮し、一定の報道規制を敷かざるを得なかったと思われる。
(2023年10月の記者会見において、トラブルがあったが、それ以後はマスコミ報道も下火である。)

昔は所謂「ホモ」「オカマ」は、どちらかと言うと表社会で認められず、
世間体を重んじる日本において、男性間の性被害は公表しにくかったと言えるが、
LGBTが発言力を増した今、彼らの行動も公に出易くなっていると言え、相応の責任が問われるようになったと言える。
改正法では、相手が成人していても最悪「強制性交等罪」に問われ、「例え合意があったとしても」16歳未満に手を出したら、
問答無用でお縄である(16-17歳でも児童買春罪(児童福祉法違反)に問われる可能性がある)。
(ただし、全体的に男性→女性の性加害が圧倒的に多い事には変わりない。)

関係者の相次ぐ自殺[編集 | ソースを編集]

2024年2月、映画監督の榊英雄が逮捕されたのがきっかけで、映画監督が業界内での地位を濫用し、
出演女優を逆らえない状況に追い込んだ上で性的関係を迫ったり、
性的関係を断ったり、性加害を告発した女優を社会的に追い詰めるという問題が浮き彫りになっている。

映画監督の園子温氏が2022年4月付の記事で、自身の性加害を報じた週刊誌を訴えた裁判では、
2024年1月31日、当該記事を削除する事を条件とした和解が成立した事により、園氏側が事実上勝っている。
一方、問題の性加害を唯一実名で告発した千葉美裸氏は、2022年12月に自ら命を絶っている。(享年36)
千葉氏はTwitterなどでアンチフェミから執拗に攻撃され、セカンドレイプを受けており(参考)
それを苦にした自殺ではないかと言われている。

アンチフェミ・セカンドレイプ女優自殺事件について

なお、弁護士の山岸久朗氏は、ヤフーニュースで以下のような見識を示している。

週刊誌側は週刊誌を発売したことによって大きな利益を得ている。
2022年の記事を今削除されても被名誉毀損者の名誉が回復される筋合いではない。
削除による和解を飲んだのは、裁判所から、名誉毀損にならず敗訴するリスクあると説得されたからではないか。
出典

2023年10月にも、ジャニー喜多川氏からの性被害を告発した元ジャニーズJr.の男性が、ネット上のセカンドレイプを苦に、
遺書を残して自ら命を絶つという事件も発生している。
ジャニー喜多川氏の行為は紛れもなく悪徳であるが、匿名を利用して誰かを追い込むという行為も、
例えば地位を利用して罪を猫糞する悪徳官僚以上に悪辣非道そのものであると言える。